▼下痢が止まらない
私がはじめてこの症状が出たのは、大学生になったばかりのころ。
原因は思い当たる限り、精神身体両方から。
・片道2時間近い移動中に、強い冷房に当たる時間が多かった
・初めてのことばかりでずっと緊張していた
・通学での都心の人数の多さに慣れなかった
・ローカルな高校生活から都心の大きなキャンパスへの環境の変化に緊張していた
そんなこんなで、入学式から下痢が始まって、もはや毎日毎日。
一日10回以上なんてざらだった。
終日ずっとお腹を押さえてお手洗いにかけこむ毎日。
▼体重が小学生の頃と同じまで減量
その結果、私の体重は30キロ台まで落ちていった。
食欲不振で1日ゼリー1つを食べるのが限界なのに、午前中だけで8回は下痢をして、午後も寝るまでずっとそんな状態。
わりと日本の平均身長程度のタッパだったけれど、毎日がそんな状態になってから、自身が小学校6年生12才の頃と同じ体重になっていた。
▼どうやって治したか?どれぐらい続いたか
正直、今でも完治はしていない。十年以上のお付き合い中。
ただ、だいぶ頻度は減ったし、当初のような動けない状態はほとんどならない。なるときは、緊張したり、ストレスを感じたり、寒いところに居ざるを得ない時ぐらい。
処方薬も、市販薬も、漢方も、私には薬は全く効かなかった。
結局、治ってきたなと感じたのは、通勤通学のストレスがなくなって、人間関係もそんなに悩みがなくなって、すべてにおいて「慣れ」てきて、悩みが減った頃だった。
つまり環境への順応が一番の特効薬。
もちろん、人前に立たなければならないとか、精神的な負荷がかかったりとか、いつだって即順応なんて難しいものなので、「あれ・・腸がおかしい・・・」と感じたら、すぐにできるだけのケアは欠かさない。
・温めてお風呂に入る(真夏もシャワーだけは避ける)
・冷房の強い環境になる場合はホッカイロをお腹に貼る
・腹式呼吸で深呼吸をひたすら続けてみる
・横になれるなら眠って交感神経を休める
これまで何人か同じようにお手洗いかけこみ組と出会ってきたけれど、みんな効く薬も違うし、お腹の痛さも違うし、それぞれが時間をかけて、できることをできるだけ試してみるしかないのかなぁと。
リラックスが一番。