ひえみのスピ活用 かるーくかるーく

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室町時代の女の霊

読む方は長編ファンタジーだと思ってくだされば。

私は人生で一度だけ、がっつり霊に身体を乗っ取られたことがある。

 

20歳そこそこの頃、ある日仕事が忙しくて寝落ちしてしまった。一人暮らしで、家には誰もいない。そんな夜中。

 

夢の中で、私は茅葺き屋根のほったて小屋が両側に並ぶ土の道に、膝立ちで座っている女だった。そして、私はその人の目線でも景色を見ているし、その人の後ろから全体を俯瞰もしている。

 

その人は色白で細く白い着物を来ていて、髪をおろしたロングヘアー。両腕を2人の男達に強く掴まれながら、目の前で藁の敷物の上に置かれた"生まれてすぐ死んでしまった自分の赤ん坊"を触ろうとするのを制止されながら、狂乱し泣き叫んでいた。

周りには人だかり。みんな裸足で、麻でできたようなボロボロで土まみれになった紺色や白い布で出来た服を着ていて、貧しくてかなり古い時代だった。

 

その人(私)は「私の赤ちゃんが、赤ちゃんがぁぁあーっ!」と泣き叫び、「諦めろ、この子は死んだんだ!!」と腕を掴む男に言われながら、悔しくて悲しくて辛くて辛くて仕方なかった。

 

そこで、目が覚めた。

しかも「赤ちゃんが…私の赤ちゃんが…あああああっ」と大号泣しながら。金縛りで身体が鉛のように動かないのに、大粒の涙と嗚咽、そして口が勝手にそのセリフを言い続けて止まらない。

 

そんな制御不能な自分の近くにその女の霊の気配を感じ、「あ、乗っ取られた…!」とハッとした。無宗教の私は、とにかく咄嗟に知ってる限りの「南無阿弥陀南無阿弥陀、南妙法蓮華経妙法蓮華経」といろんな言葉を心の中で必死で唱え続けた。

すると、ものの数十秒。パッと全てが解けた。夜中の3時頃だった。

 

あの人は、子どもが病死か何かで死んでしまって、悲しくてつらすぎて、後追いしたのか、ずっと何百年も苦しみ続けていた。

 

そんなことがあってから、あれが果たして自身の過去生なのか、浮遊霊なのかずっと謎なまま数年が過ぎた頃。初めて霊能者に出会い、言われた言葉が未だに忘れられない。

 

「それはあなたの過去生じゃないわよ。たまたま波長が合って近づいてきた方。あなたの身体を借りてたくさん泣いたおかげで、その方は成仏しました。お役目果たしたわね。」

 

それからは、自分が幽霊と対話するユタ系だと思ってたら、身体を貸すイタコ系なのかもしれないと理解し、『気を抜くと乗っ取られる』と常に気をつけるようになった。取り憑かれたら、身体が持たん。常に絶不調ネガティヴにならないように心がけご先祖様へ挨拶しまくっているおかげか、それ以降そんな完全乗っ取りはない。

 

最近はそんな古い霊なんて見ないけど、本当にびっくらこいて忘れられない体験の一つ。

 

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ちなみに、当時からなぜか「室町時代の女」という感覚でいたけれど、たまたま見つけたこの写真、私の見た映像とそっくりで、調べるとやはり室町時代だった。

 

そこらへんの霊たちよ、人に迷惑かけずにはよ成仏してくれ!笑