つい最近も、上司からHPSの本を紹介された。
”繊細さん。HSP”。
こんな言葉がはやりはじめたのはここ数年。
・HSP(ハイリーセンシティブパーソン/繊細さん)
・HSS型HSP(ハイリーセンセーションシーキング型ハイリーセンシティブパーソン/刺激探求型の繊細さん)
この言葉を、最近はよく本屋さんやメディアで取り上げるようになり、知り合いや上司から、「こんな本あるよ」なんて対処方法のアドバイスをされることもあるけれど、何それ?と言われることの方が7割ほど。まだまだ、この”HSP”という言葉は”当たり前”ではない。
私がHSPを知ったのは5年ほど前。
「僕の彼女がHSPっていうので、もっと知りたくて本も持っているんだ。君もHSPだと思うから、貸してあげるよ」なんて知り合いに本を借りたのがきっかけだった。
正直、生まれてはじめて「きみはHSPだと思う」なんてよくも知らない相手に言われた時は、中学生ぐらいのころから神経過敏で、自律神経失調症で、体調不良で生きてきたわりに、まるで「君は他の人と違うんだ」とレッテルを突き付けられたようで、正直ショックだった。
だけど、あれから数年。
「私、HSPなんだよね!しかも行動派!笑」と人に自分から言ってしまうくらい、言い出せるくらい、受け入れることができている。
実際、当時私にHSPの存在を教えてくれたその彼は、全く悪気もないし、もはや聖人のような本当に優しい人だった。
それを、レッテルを張られた!と勝手にショックを受けて(ここがHSPぽい‥)、本の内容もまともに読まなかった。全然、自分で自分を受け入れて、知ろうとさえしていなかった。
まずは知ること。少しずつ、自分と対話すること。受け入れること。
だから、このブログでちょこっとずつ、いろんなことを書いていけたらな、と。
自分が、同僚が、家族が、恋人が、仲間が、「あ、同じような人いる!」という安心材料になったら良いな。