▼繊細さんのリストの不一致
実は、HSP(繊細さん)を知ったとき、「私そこまで繊細じゃないかも」と首を傾げるところがあった。
それは、
・大人数が苦じゃない
・即決力
・フットワークの軽さ
小さい頃から公私共に人前に出る機会も多かったというのもあるかもしれないけれど、知り合いが1人しかい数十人が集まる飲み会に誘われても、時間と余裕があれば参加できるし、一人で海外も国内もリトルトリップしたり、旅をすれば自ら誰にでも話しかけていく。
▼カメレオン行動とHSS型HSP
それが、結果自分の問題点として出てくるのは、
行動的な自分がいる反面で、凄まじい疲労感が伴うということ。
少人数ならじっくり話せるし、大人数ならたくさんの人と話せる。
ただ少人数なら深い話や会話の端々まで記憶しながらコミュニケーションを取らなくてはならないし、大人数なら浅く広い会話ながら全員の印象や会話のポイントを覚えていく必要がある。
人と話すのは好きだけど、会話のたびに率先して話題を出していくのか、聞くに徹するのか、ディベート式で意見を求められるたびに回答していくのか。。
常に感じ取ってカメレオンのように順応した反応をしている自分がいる。
仕事でも、プライベートでも、常にこのカメレオン行動を取ってしまうのを、本当にやめられない。
そして結果として、家に帰った後にはこんな状態。
・動かなくなった人形のようにぼーっと座ったまま動かなくなる
・胃痛胃もたれで横たわって30分くらい動けない
・頬の筋肉がじんじんと痛い
・メールLINEを返す気力が出ない
もはや自律神経失調症の症状もがっつり出てしまう。
会話中「私がんばってるな~」と自覚はあるし、わざわざプライベートでもそこまでして、こうして疲れるなら「やめればいいじゃん!」と自分でも周囲からも言われるものの、やはり「人に喜ばれたい・嫌われたくない・好かれたい・良い雰囲気にしたい」という気持ちの方が強いから、頬の筋肉が筋肉痛になるほどニコニコするし、頑張ってしまう。
これがもっと後に知った「HSS型HSP」という言葉で、納得がいった。
▼頑張らない!
周囲に「頑張っている」のが伝わらないのがHSS型HSPの悩みの一つかもしれない。
頑張る癖がついているからこそ、「頑張らないことを頑張る」ことを口癖のように目標にしていこう。