ひえみのスピ活用 かるーくかるーく

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幽霊の通り風と耳鳴り

▼幽霊が通ったときの風

学生時代、に限らず人生ほとんど居眠りをしてきた。

小学校、中学、高校、大学、会社。

どこにいても夜寝ていても日中とにかく眠い。

大人になって、生まれ持った性質として結構酷い低血糖が判明したけれど、未だに1日ゼリー2つ、という日でさえ眠い。

 

そんな私が中学生のころ、授業中に居眠りをしていたら、ふーっと隣を誰かが通る風を感じた。

たまに感じるその風といえば、授業中に人が通ったときのもの。そして授業中に歩き回れる人といえば、先生。

「やばい!先生が起こしに来た!」とバッと頭を起こしたものの、周りには誰もいなくて、先生は黒板の前で教鞭をとり続けていた。

隣の子に「今先生通った・・?」と小声で聞いたみたものの「ううん」と首を振られてしまい、そのときは一瞬首をかしげたが、すぐに「あー、きっとそばを”何か”通ったな。」と思ってその場は終わった。

 

▼耳鳴りと子ども達の声

小学生のころから数十年経った今でも、私は耳鳴りが当たり前のように起きる。その中で一度、耳鳴りと同時に不思議な声を聴いたことがある。

それもまた中学生のとき。

授業中急に左耳がキーンと耳鳴りしたと思ったら、そのまま音が遠のき、プツッと音が聞こえなくなってしまった。「あれ、いつもの耳鳴りと違う。耳が聞こえない!」と驚いていると、今度は左耳が水の中にいるように遠のいた音が少し戻ってきた。

あーよかったすぐ治るのか、と思った瞬間。

左耳だけ拾う音が違う。私の見ている光景と右耳が聞いている音は、授業中先生が黒板に文字を書いていて、そのチョークがカッカッと黒板を叩く音。

けれど、左耳で聞こえてきたのは、子ども達の声だった。小学校や公園で子ども達が遊び笑い合うようなワーッと言う大人数が放つ声。

ちなみにその私のいた学校は、山の上にぽつんとあって周囲に小学校や公園はない。教室の左側(左耳の方)は、森だった。

 

「森から子ども達の声がする・・・」

 

一瞬、左耳だけ異世界に繋がったのかと、目を丸くして森を見つめていた。するとあっという間に、子ども達の声は遠ざかって、逆に遠くから「カッカッカ・・・」とチョークの音が戻ってきた。

本当に不思議な数十秒間だった。