▼夢でクリアに霊をみる
アパートへ引っ越して、2ヶ月経った頃。
私は仕事が(というかモラハラ上司兼同僚からの嫌がらせが)酷くて、毎日かなり参っていた。
そんなある夜、夢を見た。
夢で私は知らないおじさんやおばさんと笑い合って話していたのに、ふと数メートル先に、男性がこちらを見ているのに気づく。
茶髪で、色白。背が高くて細身で、27歳くらいで紺色のスーツを着ている。
かなり、イケメン。笑
ただ、その時すぐに、彼は暗いモヤに覆われていたからか、夢の中で私は彼が良くない霊だと理解した。
「あー…嫌だなぁあの人。こっちに来ないでよ〜…あっち行ってくれよー…」と、願い思ったが矢先。
スーッ…!!!!っと、その霊体が瞬間移動のように私の目の前に真っ向からやってきた。
▼金縛りと唸り声
そこで目が覚めると、私の身体は金縛りにあっていた。しかも、自分で信じられないくらい出した事もないくらいの「あ”あ”あ”あ”あ”あ”・・っ」と低い低い唸り声を、私の身体はあげ続けている。
もう私には恐怖どころではなくて、頭の中は
「まずい!アパートは壁が薄いから、真夜中だしとにかく唸り声をやめないと!恥ずかしい!!」という思いでいっぱいだった。笑
そのあとは、いつものごとく必死になって念仏を唱えたら、目覚めてから数秒で解放された。
▼唐突な答え合わせ
それからしばらくして、占い師さんのところへ行った。なんで恋愛がうまくいかないんでしょうか?って質問したのに、返ってきた答えがなんとも衝撃だった。
「怖い思いさせたいわけじゃないんだけど、あなたの家に、良くないモノがいるね。イケメンだし生きてるモノなら良いんだけど…。彼があなたを離さないから、同棲してるような状態で、他の生きてる人間が来ないのよね。めまいや頭痛、ない?そこにいたら体調もどんどん悪くなるよ」
「というか、その建物、霊道に建ってるんだよ」
…イケメン、めまい、頭痛。
当たってる…
頭痛は元々持っていて、引っ越してからは謎のめまいが続いて、耳鼻科で検査するも、原因不明っていう結果が出たばかりだった。
ゾワゾワ。ほんと怖い!嫌だ!
とその占いに行った日は怖くて寝付けなかったものの、すぐに引越しもできず。
結局、私はまだそこに住み続けてしまい、この後新たな来訪者たちに会うはめになるのだった。。
つづく。